年の瀬、つまみと酒と、少しの回顧録

今年を振り返ると、思っていた以上にあちこちへ旅に出ることができた一年だったと思います。
仕事の合間を縫って現地を歩き、実際に見て、感じて、写真を撮る。その積み重ねが、結果として今年の記事を支えてくれました。

これからは古墳シーズンに入ります。冬は草木が落ち、遺構の輪郭が最も見えやすい季節です。危険には十分注意しながらも、可能な範囲で積極的に取材を続けていきたいと考えています。

一方で、最近は少し足が遠のいている山城巡りも、来年は再開したいテーマの一つです。山に登り、地形を読み、城の立地を体で理解する。体力は要りますが、それ以上に得るものが大きい取材だとあらためて感じています。

ブログが1000回を迎えたことも、今年の大きな出来事でした。ただ、正直に言えば、特集はかなり収拾がつかない内容にもなりました。それでも、あの混沌も含めて、自分らしい節目だったのではないかと思っています。

なかでも玄洋社に関する記事は、今後もライフワークとして続けていきたいテーマです。一度や二度で書き切れるものではなく、時間をかけて、少しずつ積み重ねていくべき題材だと感じています。

一杯やりながら、そんなことを考えた年の瀬でした。
来年も、無理はせず、しかし歩みは止めずに、現地に足を運び、書き続けていきたいと思います。
来年もご贔屓のほど、よろしくお願い致します。よいお年をお迎えください。