普賢岳噴火の惨状を今に伝える
雲仙・普賢岳の大火砕流から今日で33年です。
土石流災害により被災した家屋9棟がそのまま保存されている土石流被災家屋保存公園に行ってきました。
1990年11月17日に雲仙・普賢岳は198年ぶりとなる噴火活動を開始し、翌年6月3日の火砕流では死者・行方不明者43人、建物被害179棟もの被害をもたらしました。
噴火活動は1995年まで約4年半続き、島原市や旧深江町は土石流災害・火砕流災害に幾度も見舞われました。
雲仙・普賢岳に水源を発する水無川流域では、噴火に伴って生じた土石流によって多くの家屋が埋没しました。
土石流被災家屋保存公園には、この埋没した家屋のうち9棟が保存されています。
9棟のうち3棟はテント内に保存されており、当時の惨状や土石流災害の恐ろしさが伝わってきました。