神功皇后ゆかりの伝説の鎮懐石

鎮懐石八幡宮を訪れています。前回は急な階段を登って、陰陽石を祀った祠まで来ました。

この陰陽石というのは、日本各地でみられる信仰なのですが、男女の性器にみえる石をお祀りしている信仰の事です。道の守り神や、子宝の神様といわれています。

余談ですが、知り合いに九州一の陰陽石コレクターがいて、かなりの数を写真に収めていました。

とある神社では男性器をかたどったお神輿を担ぐ地域もあるらしいですね。外国人に大人気なのだとか。いつか取材してみたいです。

さて、本堂をめざしてすすみます。まだ、階段が続いていますね。

こちらは境内社の金比羅様。以前は海岸線がお宮の前まできていたので、航海安全の神様も一緒に祀ってあるようですね。

ゆるい坂道の合流点がここにありました。帰りは、こちらから下ってみましょう。

鎮懐石八幡宮 社殿

鎮懐石八幡宮に関して、筑前国続風土記の中で貝原益軒は詳細にその由緒や伝説を記録しており、全四頁にもおよびます。

全て転載すると、膨大な文量になる為一部抜粋して転載します。

子負原
今深江の町より五町許西、大道の南の高き所に、里民子負の原と云傳ふる所有。又萩の原共云。今より百年以前迄は、此兩石猶此地に在しを見たる由云者有て、寛永の末迄存せしと云。其後盗人取て、今は無し。貞享二年其所に八幡の社を創立す。

筑前国続風土記 巻之二十二 公領

神功皇后ゆかりの石は、江戸時代には盗難にあって存在していなかったようですね。

水道型の大きな手水鉢があります。

本殿裏手にも階段があり、なにかありそうですが、雑草が生い茂っているのでやめておきます。

出征する軍人の方々が奉納した灯篭、時代を感じますね。

山の中なので、切り株にカブトムシがとまっていました。久しぶりに自然でみたな。

願い石

神殿の天井で長年御神威を受けていたパワーストーンです。直接触って霊気をいただきます。

お手本のようなパワースポットですね。妊婦の方は石を撫でると安産になるそうです。

たっぷりとパワーチャージさせていただきました。

では、本殿に一礼して帰りましょう。帰りは危ないので、緩やかな道から帰ります。

こちらは手すり付きの怪談で、斜度も普通で通行しやすいです。

最後の方はゆるやかな傾斜になっていて終了です。

余談ですが、こちらの社務所では、色鮮やかなオリジナルの御守りや御朱印帖が評判です。興味のある方は是非社務所に寄ってみて下さいね。