長崎の三代女傑のひとりお慶さんのお宅跡

天気が良かったので、ちょっと大浦けい居宅跡に行ってきました。
場所は思案橋近くの油屋町。町名から分かるように、かつて多くの油商で賑わっていたそうです。お慶の実家・大浦屋も、約200年にわたり続いた盛んな商家だったとか。

現在は石碑があるのみで、駐車場となっています。

1843年、お慶が16歳の時に長崎は526戸が消失する大火事に見舞われ、大浦屋も大損害に見舞われました。また、この頃は海外の輸入油に押され、どの油商も経営難に陥っていたそうです。

お慶はお茶に着目し、日本茶を海外に輸出し莫大な利益を得たそうです。このことでお慶の名は全国に知れ渡り、坂本龍馬や小松帯刀らと交流があったとか。1871年に煙草の取引に関する詐欺事件に巻き込まれ、多額の負債を抱えますが、実業家として再起し、返済したそうです。

お慶は楠本イネ、稲佐お栄と並び長崎の三代女傑にあげられています。何度も逆境を乗り越えてきたそのバイタリティーには感服してしまいます。

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