蒙古襲来の慰霊で建てられた私設神社

城西中学校の近くを散歩していると、駐車場の一角が神社になっている所を見つけました。

観葉植物に隠れて縁起を発見。どうやらこちらは土地を所有している会社の社長さんが建てた私設の神社のようです。蒙古襲来の慰霊の為とかかれていますね。確かにこちらは日本軍と蒙古軍が激突した古戦場ですね。

ちなみに、有名なこちらの絵は、以前このブログでも取り上げた埴安神社のあたりだと言われています。絵に描かれている松の木が「塩屋の松」といわれ、以前は埴安神社にあったのだとか。こちらの神社からそう遠くない場所です、鳥飼潟一帯は双方入り乱れて戦死者もかなり出たようですね。

ご祭神を確認すると愛宕将軍地蔵大菩薩と豊川稲荷大明神とあります。

愛宕権現は愛宕山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神様ですね。神仏分離・廃仏毀釈が行われる以前は、愛宕山白雲寺から勧請されて全国に広がりました。

豊川稲荷は勘違いされやすいのですが、本山は愛知県にある曹洞宗のお寺です。一般的に「稲荷」と呼ばれる場合は、「狐を祀った神社」を想像しますが、豊川稲荷では豐川吒枳尼眞天が稲穂を荷い、白い狐に跨った姿をお祀りしています。

こじんまりとしていますが、こまめに手入れがされている様子で、綺麗にお手入れされたお社でした。

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