今も伝わるお田植舞
早良区脇山に主基斎田跡はあります。
1928年11月に昭和天皇の即位の大礼が行われるに当たり大嘗祭の悠紀殿、主基殿に神穀を献上するにあたり、全国から2カ所の斎田が選ばれることになりました。
悠紀殿は滋賀県、 主基殿は福岡県に決定。県は選考を重ねた結果、脇山村の石津新一郎氏の所有田に決めました。石津新一郎氏は、主基斎田の耕作者として太田主の称号を受けています。
6月5日には8人の少女が華やかな早乙女の舞を披露。このお田植え舞は現在も伝承され、毎年6月に脇山地区で踊りが披露されています。この斎田から収穫された450㎏の米が11月の京都御所で行われた即位式で献上されました。
ちなみに令和では悠紀田は栃木県塩谷郡高根沢町、主基田は京都府丹波市八木町が選ばれました。