江戸時代は大石神社の境内だった神仏習合の名残

糸島市の大石地区にきています。大石神社と道を挟んで向かいにあるのが大石地蔵堂です。立派な藤棚が目を引きますね。

実は筑前国続風土記拾遺でも、こちらの観音堂と地蔵堂の事が紹介されています。今は道で分断されていますが、江戸時代まではあの辺までが大石神社の境内だったようです。

大石村
村の前に大なる石二個あり。故に名とせり。師吉・新田・湯田三村の農民交り居れり。境内に天神石祠・観音堂・地蔵堂二宇あり。

筑前国続風土記拾遺 巻之四十五 志摩郡下

中に入ってみると観音様がいらっしゃいました。しかし、扉の開け方が分からないので外から撮影。

続いて、観音堂の右隣りには地蔵堂があります。さらに隣に石も祀られていますね。。

こちらも鍵が針金でロックされていて、扉を開ける事はできませんでした。

筑前国続風土記拾遺によると、この場所は近隣住人の祈り場であり、また社交場でもあったようです。

投稿者

mokudai

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