堅粕へやってきました。この辺を散策するのはひさしぶりです、3号線を歩いているとお社があったのでよってみます。

地禄神社とありますね。福岡県内の複数の地で「地禄」という名称で存在し、土地を司る埴安神(はにやすのかみ)などを祀る神社が多いです。

本殿が反対方向を向いていますね、もしかしたらこちらは裏参道なのかな?

とりあえず境内へ入ってきましたが、やはり手水舎がないので裏から入ってしまったようです。

おや、撫で牛がおいてあります。ということは天神様もお祀りされているようですね。

社務所兼地域の寄合所。普段は無人で、祭事の時だけ開いている感じでしょう。

手水舎がありましたが使われていないようです。横には昔ながらの古井戸もあります。

石に彫りこまれた御由緒がありました。御祭神はやはり埴安彦命・埴安姫命ですね。創建は分からないけど、一七〇九年に発刊した筑前国続風土記にはすでに名前がみられるので、それ以前だろうということです。他にも御祭神として菅原道真公と文殊菩薩がかかれています。

それではお参りしましょう。なかなか趣のある社殿です。筑前国続風土記拾遺にも一文だけ記録があるので、転載します。

西堅粕村
居居ハ本村 上牟田 七ッヶ辻 閻魔堂等に在。堅粕村の枝郷なり。
地禄天神社
村内に在。埴安命を祀る。此社産神とひとしく崇む。

筑前国続風土記拾遺 巻之十 那珂郡 元

境内には様々な石碑が並んでいましたが、どれも風化が強くて字が読み取れないものが多い。

読み取れても漢文体だったりで、お手上げです。

最後に正式な表側から境内を撮影したものです。人通りの多い3号線側は裏で、路地側に表参道がありました。

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投稿者

mokudai

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