海から登る山、立石山。
ひさびさの登山です。だいぶさぼっていましたからね。山に登ろう登ろうと思いながら、気づけば何か月も経っていました。体力も落ちているはずです。今日は軽めの山にしておきましょう。

ということで選んだのが、糸島の立石山です。立石山のありがたいところは、登山口の近くまで車で来られることです。芥屋の海水浴場の駐車場が利用できます。登山口までほとんど歩かなくていい。これは本当に助かります。

海水浴シーズンにはまだ早いのですが、浜辺には人がちらほら。波の音を聞きに来ているのでしょう。海をぼーっと眺めるだけでも、なかなかいい時間です。

案内板によると、立石山の標高は209.5メートル。数字だけ見れば低山ですね。ただし海抜0メートルから登ります。つまり、全部自力で登るということです。まあ、当たり前なんですが。

登りはじめると、さっそく下山してくる人たちとすれ違います。登山では「こんにちは」と挨拶するのが普通ですが、わたしは少し人見知りです。こちらから挨拶して無視されると、ちょっと傷つきますからね。なので基本は相手から挨拶されたら返す方式です。

人も多く、離合する場面も結構あります。相手の気配を感じると、景色を見ているふりをして待機。そのほうがお互い楽です。このあたりで、下山してきた人に声をかけられました。「この先、何がありますか?」
どうやら迷ったようです。「駐車場があるところですよ」と答えると、なるほどという顔で去っていきました。

少し登ると、海が見えてきました。芥屋の岬と海。なかなかいい景色です。こういう場所があると、休憩したくなりますね。

立石山は岩が多い山です。木陰が少ないので、太陽の光がよく当たります。開けた雰囲気で気持ちがいい。

岩場を登っていると、若い女性2人組と離合。会話が聞こえてきました。「携帯落としてた……」うげー。拾われなくてよかったですね、と心の中で思いました。

大きな岩の間に鳥居と祠がありました。お、ここが山頂かな。ようやく着いたか。……と思ったのですが。まだ先がありました。

そこからさらに7、8分ほど歩いて、ようやく山頂です。ふー。思っていたより、かなりきつかった。山頂では登山者同士の会話も多く、なぜかいろいろ話しかけられました。わたし、人見知りなんですけどね。

下山していると、さきほどの女性2人組と再会。どうやら下山ルートが分からなくなったようです。そこで、わたしの登山アプリで確認してみると――あれ?わたしも少し行き過ぎていました。彼女たちに聞かれなかったら、余計に歩いていたかもしれません。すでにへとへとなのに。結局、アプリを見ながら案内しつつ一緒に下山。お礼を言われましたが、こちらも助かりました。

そして登山のあとは、やっぱり温泉です。立ち寄り湯で、ゆっくりお湯につかります。体の疲れがじわっと抜けていきます。立石山は低い山ですが、岩場と海の景色が楽しめる面白い山でした。ただし――思っているより、結構きついです。でも、登って温泉。これはなかなかいい休日でした。