なんだこりゃ、で始まる岩の話
山鹿市を走っていると、山のてっぺんに不思議な岩が見えてきます。

なんだこりゃ。。。思わず、岩のほうへハンドルを切っていました。※写真を撮っていないので、この写真はイメージです。

岩に向かって登ります。とくに離合に困ることもなく、すいすいと上へ。「ほんとにあそこ行けると?」と思いながらも、気づけばかなり上まで来ていました。※写真を撮っていないので、この写真もイメージです。

あっという間に到着。ほんとに20分くらいでしょうか。拍子抜けするほどです。……が。景色がすごい。
ちょうど夕日が沈む時間帯で、山鹿のまちも田んぼも、やわらかく染まっていました。「これは来てよかったやつやな」素直にそう思える光景です。それで、、、かんじの岩のようなものは、、、

ありました。でーん、と。岩です。まさに岩。高さ約80メートル、根回り約100メートル。5億年以上前の変はんれい岩からなる巨大な岩塊だそうです。

しかもこれ、ひとつではなく、前・中・後の三つの岩が並んでいる。ただ――見上げると、ひとつの塊のようにも見える。分かれているのに、分かれていない。なんとも不思議な存在感です。
……一枚岩、なんつって。

その足元には、祠。不動明王が祀られ、水やお酒、缶コーヒーまで並んでいます。この岩、やっぱりただの岩ではない。かつては山伏の修行場だったともいわれ、信仰の対象として大切にされてきた場所です。

とにかく、目に入ったものを目がけて進む。そんな、本能めいたことをした休日の夕方でした。思わずハンドルを切った、不動岩。登ってみれば20分。けれど、その先にはちょっとした非日常と、昔から続く祈りの気配がありました。山鹿を通ることがあれば、この岩に気づくはずです。そのときは、少しだけ寄り道してみるのも、悪くないかもしれません。