大阪風でも広島風でもないお好み焼き
福岡三大ソウルフードをご存知でしょうか?「元祖長浜屋」のラーメン、「牧のうどん」のうどん、そしてここ「ふきや」のお好み焼きが福岡の三大ソウルフードと呼ばれています。ふきやは元々は直方で営業していた店舗が福岡市内に進出、安価でボリュームたっぷりの独特なお好み焼きがうけて、学生街へ進出していきました。ソウルフードとして圧倒的に支持されたのは、大学の近くに支店が続々と作られたのが関係しているようです。
残念ながら、福岡ビル内にあった天神店は、天神ビッグバンの影響でなくなってしまいましたが、博多や各学生街では今も若者の胃袋を満たし続けています。ふきやはサービスで、大きさを変更することができます。店舗によって若干違うようですが「大き目」や「特大」なども同じ値段、この辺が学生に受ける要因なんでしょうね。いつも腹ペコだった学生時代には本当にありがたいサービスでした。
ふきやのお好み焼きの特徴は、なんといってもギュッギュッと抑え込みながら焼く事によって生まれる、独特のモチモチ感。粉の分量が違うので、広島焼きとも大阪のお好み焼きとも全く食感が異なります。
そして、ぽってりとした自家製のマヨネーズとコールタールのようなドロドロとした粘度の高いソース。
博多駅前交通センター店
実はその厚みと大きさから、焼くのに15~20分ほどかかります。どうしても回転が悪くなるので、お昼時は非常に込み合います。できるだけ込み合う時間を避けて行く事をおすすめします。
店舗によって値段やメニューは若干違うものの、お好み焼きは同じですね。
時代の流れか、ソースとマヨネーズがボトルタイプになっていました。ちょっと寂しい。
値段とメニューは店舗によって異なります。定食にできるお店もありますね。検索して確認すると、博多・七隈・大橋・箱崎・九大病院前・板付・香椎にありました。他、「ひなや」というふきやから独立した店舗が竹下と綱場にあります。どんどん増えて欲しいですね。