新興住宅街のはずれにある古刹
秋の訪れを感じながらお散歩をしていたら大円寺というお寺に辿り着きました。
本当は保食神社を目指していたのですが、どこかで道を間違えたかな?
それにしてもこちらのお寺、誰も来ていないのか蜘蛛の巣が多い(汗)
さて、境内に入ると、奥へと道が続いていますね。
そしてそのまま奥へ進むと、保食神社の参道が現れました。こちらのお寺と何か関係があるのですかね?
大円寺 本堂と藤棚
大円寺の境内です。立派な藤棚があります。お寺の本堂というよりは民家のような建物がありますが、人の気配がありません。綺麗に整備されているので、誰か管理しているのでしょう。
気になったので、帰宅してからこちらのお寺を調べると、早良風土記拾遺に記述がありました。
大圓寺
筑前國続風土記拾遺 巻之四十四 西入部村
黒塔に在。鏡智山と号す。禪宗済下崇福寺の末なり。今ハ旦家纔に二軒有。故に甚衰廃せり。 本尊観音座像三尺なり。傍に又観音立像六尺あり。 昔正玄坊といふ僧刹白塔の本尊なりしといふ。正玄坊の廃址今白塔に観音の小堂残れり。 寺の右に高五尺斗の石の五重塔あり。黒塔といふ。
結構な古刹のようですが、江戸時代の時点ですでに廃れつつあったようですね。崇福寺と関係があるなら臨済宗かなと思ったのですが、なぜかグーグルマップには高野山真言宗と書かれていますね。
奥には十三佛もあります。