お妙見様の愛称で親しまれている神様
金武宿から三瀬街道を進むと、少し道を外れた場所に妙見様の愛称で親しまれる五十猛神社があります。
公式名称は五十猛(いたける/いそたける)神社ですが、しかし扁額も二ノ鳥居は妙見宮と刻まれており、どちらも使用されています。
こちらは一ノ鳥居、扁額は五十猛神社になっています。
五十猛神は日本神話では須佐之男命(スサノオ)の子供で、一般的には林業の神として信仰されています。
妙見宮と扁額に刻まれたニノ鳥居。妙見信仰は北斗七星を祀る信仰ですが、おそらくこちらの神様と結びついて祀られているようです。
五十猛神社 拝殿
さて、こちらが五十猛神社の拝殿です。靴を脱いで、神殿に上がってお参りする形ですね。
右側が社務所だと思われますが、しかしなぜか琉球式の建物のような色合いですね。
左側は後ろの山道に繋がっていて、裏参道からも出入りできるようになっています。
水道タイプの手水舎です。しかし誰でも使えないように、ひねりが取り外されています。
上の方が読めませんが何かの記念碑のようです。
清めのお汐井もしっかりと用意されていました。
では、拝殿内部へ入ります。武者絵や絵馬がたくさん奉納されています。
枠に書かれた時代をみると大正時代の奉納物など、古いものが多いですね。
こちらは明治時代に奉納された武者絵。
百年以上経っているものもあるので、徐々に絵が薄れていますが、この量は圧巻ですね。
拝殿に隙間なくびっしりと飾られています。
こちらは最も有名な「黒田二十四騎」図。
これらの奉納絵が評価され、その結果、福岡市から「西区の宝」として認定されました。
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