早良郡中の崇敬を集めたお大日様
福岡市営地下鉄橋本基地へお花見に行く途中、次郎丸でお堂をみつけました。
取材時はお花見シーズン、こちらの桜も綺麗ですね。
お堂と桜の位置関係が絵になります。
桜の木の前に奉納された石杭のようなものがありました、馬つなぎの石でしょうか?
仏殿内部は吹き抜けで、地域の方によって綺麗に清掃されています。
由来記です。大日如来像を売ったら病気が流行ったので、大工町から米九俵で購入した事などが書かれています。お祭りの日には早良中から参詣者が訪れたようです。
元々は次郎丸宿内の酒屋・柴田家にありましたが、大正時代に現在の場所へ遷されたそうです。
平成に入ってから仏像が盗難にあってしまったそうで、新しい仏像は厳重に保管されています。
真言宗の大切なお経の一つである「光明真言(こうみょうしんごん)」ですね。
盗難にあった仏像を購入した際の証文が残っています、当時の資料は貴重です。
おそらく早良新四国八十八箇所巡りの霊場なのでしょう。八十八箇所巡りは、色々な土地で流行しているので、札所が入り乱れています。