浅草の総鎮守・三社様

浅草でランチを食べたので、その後に浅草寺と三社様にお参りしました。

浅草寺は東京最古の部類に入るお寺ですが、その創建に関わった漁師の檜前兄弟を含め3つの社をお祀りしている神社です。そのため通称「三社様」の愛称で親しまれています。

歴史のある神社なのでご由緒も長めですね。そして主祭神は土師真中知(はじのまなかち)、檜前浜成(ひのくまのはまなり)、檜前武成(ひのくまのたけなり)です。

こちらの狛犬は歴史も古そう、さらに寄贈した人の名前も彫られています。

左右で若干色が違う。作られた年代が違うのかな?

境内の様々な所に設置された石碑群

初代花柳壽輔句碑説明版。

花柳壽輔は日本舞踊家で、さらに歌舞伎などの振付師だった方ですね。

そしてこちらは扇塚。古い扇子をお焚き上げするために持ち込まれるようです。

扇塚石碑など、すなわち芸事と縁の深い神社のようです。

初代中村吉右衛門句碑。現在の人間国宝である2代目はおなじみですが、2代目の義理のお父さんですね。

また、こちらは皇室に馬を供給するため、天皇の命により32ヶ所の牧場(勅旨牧)の一つでもあったようです。

濁り流の花道の師、笠翁斉乱鳥の死を悲しんだ弟子達によって建立された石碑。

江戸時代幕末から明治にかけて活躍した歌舞伎狂言作者。やはり浅草だけあって、歌舞伎や日本舞踊関係の石碑が多いですね。

こちらは寅さんと並ぶ葛飾のスター、両さんの石碑。両津勘吉は浅草寺前の伝法院通りに実家があります。石碑は少年時代を描いた浅草物語の一場面が彫られています。

現存する家光公寄進の社殿

第三代将軍・徳川家光公より建立寄進された社殿は現存しています、風格が違いますね。

三社様といえば三社祭りです。江戸の祭りの代表格ともいえるお祭りで、例年大変な賑わいをみせています。この建物の中には宮神輿が収められています。

浅草出身の俳人・劇作家の久保田万太郎句碑。

こちらの神社には通常の狛犬とは別に、大変珍しい夫婦の狛犬があります。

その寄り添って佇む様相から「良縁」「夫婦和合」「恋愛成就」のご利益があるそうです。

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