食糧事情を一変させた甘藷(かんしょ)
嘉手納基地を見学できる人気の道の駅・かでなへ寄ってみました。
嘉手納町の偉人・野國總管。今から400年前に中国から甘藷を持ち帰り、食生活の窮乏を救ったと言われています。
野國總管に関しては生年月日や、基本的な史料はなく、その全体像はほとんど明らかになっていません。
野國總管という名前は、北谷野国村の出身で中国貿易の進貢船の総管職(事務長職相当)を務めていたという意味で、本名ではないそうです。
何にせよ、甘藷は琉球王国の食糧事情を変え様々な品種が生まれました。そして甘藷は薩摩へ渡り薩摩芋に、その後日本全土へ広がりをみせました。
リニューアルオープンした展望台
さて、道の駅かでなには展望台が設置されており、この日も基地を見学にきた観光客でにぎわっていました。
残念ながら戦闘機の発着はみることができませんでしたが、旅客機でもここまで近いと迫力があります。
基地が近すぎて、確かに騒音はかなりひどいです。
奥にあるのが旧展望台。こちらには戦闘機の姿をカメラに収めようと待機している方が沢山いましたよ。
沖縄の近現代史を語るうえでは、切り離せない米軍基地。そんな基地を直接体感する事ができる、貴重なスポットでした。