昭和天皇が宿泊した本宅

都城島津邸は、都城島津家26代当主・久寛が1879年に建設しあものです。その後、1935年の陸軍大演習が都城で行われ、皇族の宿泊に備えて大改築。1972年には昭和天皇皇后両陛下のご宿泊に向けて大改装しています。

昭和天皇皇后両陛下は1973年の全国植樹祭に宮崎県小林市を訪れた際に、この都城島津邸にお泊まりになりました。現在でも宿泊された部屋や浴室、休憩室などが保存されています。

地元では大変熱烈な歓迎だったそうで、島津邸はお風呂場や寝室などを新たに整備したりと、万全の準備をしてお迎えしたそうです。

召し上がった、夕食を再現

本邸以外にも1930年築の石蔵、1872年の外蔵などさまざまな施設があります。石倉は米のほか、民具などを収納していました。外蔵は屏風や甲冑、古文書などを収蔵していました。

石倉
外蔵