享保大飢饉の犠牲者を弔う

唐津街道沿いを歩いていると、鳥居を発見しました。揮毫には「地蔵尊」と書いてあります。

グーグルマップなどで調べても神社はなかったはずです、なるほど 地蔵尊 だからヒットしなかったのですね。しかし、鳥居があるとどうみても神社にみえますよね。

鳥居をくぐって境内に入ると、すぐ左手にまた鳥居。宗像の神様の名前が彫られた石碑があります。あれ? 地蔵尊 じゃなかったのかな??そして、鳥居くぐってお参りするスペース狭すぎませんか?

こちらはお約束のように参道にある庚申様。お祀りされていないことの方が珍しいですね。

これは・・・馬を繋いでおくためのものでしょうか?はじめてみました。

使われなくなった手水鉢。

そして文字が風化して読めなくなってしまった石碑。

境内右手には見事な藤棚です、綺麗に絨毯状に手入れされていますね。開花したらさぞかし綺麗でしょう。

地蔵尊 本堂

そしてこちらが、本殿じゃなくて本堂ですね。確かに神社のように狛犬が居ませんね。

地蔵大菩薩としっかり書いてあります。鍵が閉まっていましたが、中を覗くと三体のお地蔵様がいらっしゃいます。そして鈴ではなくて鐘の形になっています。

糸島東部八十八箇所巡りの巡礼地でもあるようですね。この八十八箇所巡りは、色々な所でみかけますが昔流行ったのでしょうか?

地蔵堂の由来がありました。享保の大飢饉の際の餓死者の慰霊の為に建てられたと書かれています。村の人は共同墓地に葬ったけど、それ以外の人はここにまとめて埋葬されたそうです。

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