長崎街道の始まりと終わり天領・長崎
これまで長崎街道の宿場町を紹介してきましたが、いよいよ長崎の町をご紹介します。
日見宿から長崎へ徒歩で向かいました。
日見峠を越えて
トンネルそばを通り
しばらく歩くと長崎の町が見えてきました。
国道34号沿いを歩きます
脇道に入ると長崎街道です
長崎街道のはじまりは、長崎奉行所西役所や出島橋など様々な説がありますが、今回は桜馬場に建っている「長崎街道ここにはじまる」の石碑を到着地としようと思います。
ここまで来たら、細い脇道を進むだけです。途中に1654年に唐通事・林守壂が私費を投じて架けた中川橋(古橋)があります。
どんどん歩いて行くと
ついに到着です!感慨深いものがあります。
これまで1年あまりかけて脇往還も含め長崎街道の30以上の宿場町を訪れました。往時の姿を色濃く留めている宿場ある一方で、ほとんど残っていない宿場もありましたが、どこも何かしらの残り香が漂っていました。福岡、佐賀、長崎と特色ある地域が多く、当時の人々はとても刺激的な旅をしたのではないでしょうか。特に和華蘭文化漂う長崎は旅の終わりにふさわしかったと思います。これで長崎街道の記事は一段落ですが、取材できてなかった箇所もまだまだありますので、折に触れてご紹介してきいたいと思います。