脇山の発展に寄与した比丘尼

天気が良かったので、ちょっと比丘尼之碑と墓に行ってきました。

場所は奥早良の脇山地区

比丘尼は中世から近世に熊野権現の信仰を広めるために諸国を巡り歩いた尼僧のことです。今回の比丘尼の墓は、西暦900年前後に紀州熊野から、脇山に移住した尼僧の墓です。地域住民のために吊溝という農業用水路をつくり地域に貢献したそうです。

県道136号から脇に入ったところに碑と墓の入口があります
細い道を進みます
1人用の橋を渡ります
石段を上っていきます

入口から7、8分ほど歩くと到着しました。

左がお墓、右が碑
手水鉢

なぜ碑が建立されたかというと、1922年5月の干ばつ時に、この比丘尼の墓の前で雨乞いをしたところ、見事に雨が降ったことへの謝意と比丘尼の地元への貢献を改めて顕彰したものだそうです。

比丘尼之碑
裏にはびっしりと碑文が刻み込まれています。最期に大正13年4月■■ 友池 ■謹書とあります
碑の隣にある比丘尼の墓

北側に尾根が延びていたので、何かあるかと歩いてみました。

歩いてみると、こちらからも、碑と墓に通じているみたいです。

急な傾斜

ですが、こちらは勾配が急で左側は崖になっていました。食い止めてくれる木々も2、3本しかなく、慎重に下りました。結構、怖かった、、、

おまけ

近くには「椎原温泉 割烹旅館みはる荘」があります。ここのランチバイキングレストラン「みのり(農)」はとても美味しいので、寄ってみるのもいいかもしれませんね。

みはる荘
みのり(農)。お客さんでいっぱいでした