坂本龍馬も滞在した由緒ある三福寺

福斉寺へやってきました。興福寺、崇福寺とあわせて三福寺とよばれる、黄檗宗の由緒あるお寺です。

福斉寺は残念ながら本堂は原爆で焼失してしまい、現在は近代的なお寺になってしまいました。

長崎の唐寺の中でも大規模で、現在の国宝にあたる特別保護建築物に指定されていました。

さてこのお寺は、勝海舟に随行して、初めて長崎を訪れた坂本龍馬が一月あまり滞在したお寺としても有名です。

長州藩が外国船を砲撃して、幕府は列強諸国による報復行動を抑えさせる交渉役として勝を長崎に派遣しました。

そして勝は交渉の合間に、弟子の龍馬を連れて長崎各所を訪れたそうです。

ではお寺に入りましょう。原爆の犠牲者を慰霊する為の鎮魂の鐘が設置されています。

鐘は毎日、原爆が投下された時刻と同じ時間に鳴らされているそうで、希望者は打つ事ができます。

象のレリーフですかね?しかしなぜ象なんだろう??象はヒンドゥー教のイメージですが。

お寺自体は、昭和に入って建てられているものですね。

福斉寺 万国霊廟長崎観音

さて、こちらのお寺の現在の目玉の観音様です。正式名称は万国霊廟長崎観音といいます。

高さは18m(地上から34m)、重さは35tあります、巨大です。

アルミ製で現代風の観音様のせいか個人的には好みではないかな・・・

また、裏手は巨大な墓地で、唐大通事の潁川藤左衛門開山覚海の墓があります。