江戸から伸びる川越街道の終着点
小江戸川越は古来から軍事上の要所や政治の中心として発展した街です。
都心から30km圏内に位置し、しかも風情ある観光スポットが多く人気があります。
食べ物は鰻と薩摩芋が有名で、江戸から川越までの距離が約13里なので、「栗(九里)より(四里)うまい十三里」と薩摩芋の宣伝文句が流行りました。
歴史的には扇谷上杉氏の下、太田道真・道灌父子が城を築き、発展の基礎を作りました。
その後、後北条氏の支配にともなう家臣団の城下への集住が進み、初期の城下町が形成されます。
江戸時代に入ると舟運を利用した物資の集積地になり、川越はさらに発展。
大老・老中など幕政の重職についた譜代大名や、親藩などが入れ替わり入封している事からも分かると通り、軍事上の重要拠点でもありました。
江戸との往来も激しく、北の玄関口として 小江戸川越 と称されるようになります。
明治に入ると穀物・織物・箪笥などを特産物として隆盛、その結果、埼玉県一の商業都市として知られるようになります。
埼玉県で最初の市制を施行し、そして令和4年に100周年を迎えました。
明治・大正期の建築物が多数残り、実は重要伝統的建造物群保存地区に選ばれています。
小江戸川越 のシンボル・時の鐘
さて、 小江戸川越 のランドマークといえば時の鐘です。
江戸時代に酒井忠勝の治世に建てられ、そして現在もシンボルと親しまれています。
下から見ると中々迫力がありますね、また奥はお寺になっています。
すぐ近くに有名なおさつチップのお店があったので、紅芋ソフトを購入してみました。
やはり、川越にきたら芋グルメですね。しかし、おじさんなので少し恥ずかしい。
でも、意外と食べあるきグルメを楽しみながら散策している人が多いです。
こちらは江戸時代の辻の名残がある交差点。
小江戸川越 、最後は有名な菓子屋横丁で締めくくりました。