最古の王墓といわれる遺跡発見
やよいの風公園にやってきました。こちらは歴史公園として、実は2017年4月にオープンしたばかりの新しくできた公園です。
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元々は農地だった場所です。しかし、やたらと土器や石器がでてくるので、昭和43年に福岡市が調査を行いました。その結果、遺跡の存在が正式に確認されました。
国史跡 吉武高木遺跡
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当初は「吉武遺跡群」と呼んでいましたが、平成5年に国が「史跡」として指定し、国民共有の財産になりました。
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平成24に史跡整備がはじまりました。そして、史跡公園の愛称を募集して「やよいの風公園」と名付けられました。
やよいの風公園 大型建物展望地
吉武高木遺跡の歴史的価値と魅力を体感するために、テーマに沿って展示物が整備されています。
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まずは最初の大型建物展望地からみてみましょう。
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なだらかな丘陵に道が整備されており、そして何やら展示物があります。
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遺跡発見ヒストリー、吉武高木遺跡の発掘から保存、整備までの過程を紹介しているようです。
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遺跡が発掘される前の航空写真です。
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弥生時代の大型の甕棺墓・木棺墓から青銅製武器やアクセサリーが続々と出土しました。
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福岡市は、史跡地の公有化や調査結果の整理分析など、現在も歴史公園を整備しています。
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この丘陵から糸島方面を望む景色は、弥生時代からあまりかわっていないかも。
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さて、丘の上に透明のガラスに書かれた説明版があります。
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ちょうど道路の交差点あたりに、大きな建築物の遺跡があったみたいですね。
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実はガラス超しにみると、どのような建物が建っていたのかが分かる仕組みです。
やよいの風公園 特定集団墓「最古の王墓」
次に、この遺跡の目玉ともいうべき「最古の王墓」です。
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他地域よりも早く発見された有力者たちの墓です。中でも優れた副葬品を持つ3号木棺墓が、「最古の王墓」と呼ばれています。
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実は副葬品には銅鏡・青銅製武器・勾玉が含まれており、「三種の神器」を彷彿とさせる組み合わせに注目が集まりました。
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この遺跡からは弥生人の死生観も推し測る事ができます。
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原寸大の副葬品が展示されています。
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お墓の配置や規模に明らかに一定のルールがあり、その結果有力者のお墓を推測できたようです。
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幻の早良国について書かれています。しかし残念ながら、なんらかの理由で消滅してしまったようです。
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出土した土器には、シカの絵が彫られていました。弥生人によるなんらかのメッセージだと思われます。
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最後に、発掘調査時の写真がパネル化されており、当時の様子を知る事ができます。