名僧・七里恒順
萬行寺の境内を前回に続いて散策します。
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国体道路沿いとは思えないほど静かな境内。ところで、ふと横をみるとホテルなみの巨大ビルが。
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筑前における西本願寺の出先機関として使われていただけあり、大規模の葬儀にも対応できるようです。
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さらに、上の方には天守閣のような建物もありますね、中を覗いてみたい。
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博多の街のど真ん中ですが、それでも駐車場はかなりのスペースが取ってあります。
萬行寺 本堂
さて、本堂です。しかし、拝観の時間が過ぎていて開いていませんでした。また別日に訪れたいと思います。
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出入り自由なお寺なのですが、本堂は早めに閉まるのでお参りする方は気をつけましょう。
名僧 七里恒順
萬行寺には幕末から明治にかけて、生き仏と博多の人々に称えられた、七里恒順という住職がいました。
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孤児院を設けたり、寺内に私塾を開いたり、社会奉仕活動に努めた事で知られています。
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幕末には、幕府より追われた長州藩の志士を匿ったりもしています。元々、長州とは縁の深いお寺、長州藩士は藁にもすがる思いで飛び込んだのでしょう。
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そして、七里は逃げ込んできた志士を匿い、僧侶に変装させて逃がしました。
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後日、幕府より呼び出された七里は、悪びれずに話して謹慎処分になってしまいます。
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この義侠心溢れる七里の行動に博多っ子達は拍手喝采を送り、今も語り継いでいます。