薩摩武士の静かな佇まいを今に伝える
天気が良かったので、ちょっと喜入旧麓武家屋敷群に行ってきました。
もともと給黎(きれい)という地名だったのを、1414年に島津氏第8代当主・島津久豊が伊集院氏との戦い勝利し、給黎の地を治めることになったのを機に「喜入」に改めたそうです。
その後、肝付家が島津氏から所領を与えられ、肝付氏の政治の中心となりますが、1650年代に北側に麓を移します。このため元の場所は喜入旧麓(もとふもと)となりました。
喜入旧麓で唯一残っている武家門です。石塀や、湧水の水路と相まって、歴史を感じさせてくれます。
石垣は残ってる箇所が多いですね。残念ながら空き地になっている場所もありますが、かつてここに武家屋敷があったのだと思うと、歴史の浪漫を感じます。
近くには島津氏の崇敬を集めた南方神社があります。南方神社は九州南部によくある神社ですよね。
神秘的な雰囲気が漂います
案内板によると喜入の南方神社は1473年に諏訪上下大明神として建立され、1565年に再興され、1872年には南方神社に改名されたとあります。
南方神社では「ゆずの葉ゆれて」という映画のロケが行れたそうです。
かごしま自然百選に選ばれているだけあって、とても自然豊かな場所でした。