四百年以上の歴史を誇る薩摩焼の窯元

沈壽官窯へやってきました。美山(みやま)地区は、慶長の役の際に島津氏によって朝鮮半島から薩摩の各地に連行された陶工などの被虜人が集めれた場所です。

江戸時代から、薩摩藩による保護と統制の下に薩摩焼の生産されていた地域です。現在でも多くの窯が現役で続いています。

こちらが美山の案内図です、窯が点在しているので全てみるには一日かかりそうですね。

さて、今回は美山でも特に有名な沈壽官窯へお邪魔します。

駐車場にある入口を登って行くと駐車場の次に、作業を行っている建物と庭にでました。

奥には神様が祀られています。しかし、庭に入っていいのか分からないので遠目に写真だけ。

そして、同じ庭に置かれたこちらの石碑は、司馬遼太郎が沈壽官を描いた作品「故郷忘じがたく候」の記念碑です。

こちらは十四代目が旭日章を授賞した記念で建てられた記念碑。

さらに奥へ進むと、眼下に窯で使う薪がみえてきました。

さて、ここで売店と登り窯で道が分かれているので、とりあえず登り窯の方へ行ってみます。

沈壽官窯

歴史のある登り窯は圧巻の存在感です。窯の最高温度は1300℃に達するそうです。

薩摩焼は大きく分けて「白薩摩」と「黒薩摩」があり、こちらの窯では黒薩摩が焼かれています。黒薩摩は鉄分の多い陶土を使用します。

対照的に白薩摩は鉄分の含まない陶土を使用して、透明の釉薬でひびをあしらい、その上から装飾を施したものです。

そして中はこのような感じになっています。この中に焼物が並ぶのですね。

高温を出すために、油分の多い薪を使用しているそうで、窯の近くには大量の薪が積み上げられていました。

登り窯は下からみるた方がより絵になりますね。歴史ある窯が誰でも見学できるように開放されていて、大変ありがたいです。