脊振山に激突したフランスの飛行家
天気が良かったので、ちょっとアンドレ・ジャピー遭難の地に行ってきました。
遭難と言っても助かっていますので安心してください。
フランスの飛行家であるジャピーは、１９３６年にジャピーはパリ－東京間を１００時間内に飛行する事にチャレンジし、１１月１５日にパリを出発。ダマスカス・カラチ・アラハバッド・ハノイ・香港に立ち寄りました。そして同月１９日に香港を出発していよいよ東京を目指しましたが、嵐に巻き込まれ、脊振山に墜落してしまいました。
山頂からの大きな衝突音に驚いた脊振村の村人は、直ちに消防団員を集めてジャピーを救出。九州大学病院などで療養し、翌年３月にフランス帰国しました。村人の献身的な活動は当時、世界に報道され、大きく賞賛されたそうです。
背振山は濃霧が発生しやすい場所などから、空の難所らしいですね。地元の人が脊振山に長らく畏敬の念を抱いているのが分かる気がします。
コードロン・シムーン機が復活
なんでもジャピーの兄弟の子孫が副会長を務める、コードロン・シムーン機復元協会という団体がシムーン機を復元しているそうです。パリ五輪がある今年、佐賀東京間のフライトを行なう「赤い翼プロジェクト」が進行中だそう。楽しみですね。
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