国体道路沿いにある大都会の隙間スポット
若宮神社へやってきました。住所は今泉、常に渋滞気味の国体道路に面した、都会の喧騒に突然現れる神社です。
まず、右側に立派な鉄筋造りの社務所。
そして入口にメタリックな造りの由来がありました。創建は奈良時代に遡ります、昔は舞鶴に鎮座されていたようですね。
また、かなりの樹齢を誇る御神木もあります。周辺は大都会なので、木々によりここだけ静かな雰囲気が漂います。
それでは、手水舎でお清めしてお参りしましょう。
ご祭神は豊玉姫命です。しかし乙姫様の名前の方が有名ですね。鹿児島から帰って来たばかりですがご縁があります。
若宮神社 社殿
昔から商売繁昌、そして子供の神様として広く崇敬されてきたようです。
聖武天皇の治世に、海上安全また鎮護の神として萬町(舞鶴一丁目附近)に鎮座したのがはじまりと御由緒にかかれています。
最後に筑前国続風土記拾遺での記録を転載します。
若宮大明神者
筑前国続風土記拾遺 巻之三 福岡神社佛閣 下
八段田村の内に在。今泉村 八段田村 薬院町 萬町の産神なり。豊玉姫命を祭れり。此祠初は薬院町にあり。宝永の年回禄にかかりしかは、正徳三年今の地に移せり。九月十三日祭禮あり。社内に秋葉社 稲荷社 本地堂 文殊堂 地蔵堂 鐘樓 玉垣 瓦茸門 石鳥居及神木槐有。又縁起一巻を蔵めり。社僧の坊を正全院といふ。