細川公お気に入りの湯
天気が良かったので、ちょっとさくら湯に行ってきました。
豊前街道の宿場である山鹿の温泉を気に入った細川藩初代藩主・細川忠利が1640年に御茶屋を新築したのがはじまりです。御茶屋は参勤交代で大名や幕府役人らが休憩・宿泊した施設施設です。
1763年に書かれた山鹿町絵図には3つの温泉施設がありました。藩主と重臣の湯である「御前湯」、家臣の「御次湯」、庶民の混浴場である「外湯」です。忠利は室町幕府第13代将軍・足利義輝の子ともされている足利道鑑(尾池義辰)や宮本武蔵を招待したそうです。
明治になると市民温泉として生まれ変わります。その後、改修や解体が行われ2012年に明治の建築様式を残す往時の姿で復元されました。
せっかくなので、入浴してみたかったですが、時間が押していたので断念。次回、訪れた時にはお湯を堪能したいと思います。