登りやすく、分かりやすい山城
唐津市厳木町の白山という岩山にあった獅子ヶ城に行ってきました。
あらゆる面で満足度が高い、おすすめの山城のひとつです。
歴史をたどると治承年間(1177年~1181年)に松浦党の源披が築城したと伝えられています。
息子の源持が平戸に移ると一時は廃城となりましたが、天文年間(1532年~1555年)に松浦党の鶴田前が城主として再び使われるようになりました。
標高228mにあるお城ですが、麓との高低差は100数十mなので、登りやすいです。
入口には駐車場が整備されているので、あまり登らずに城内を見てまわれます。
駐車場の西側から三の丸、二の丸、そして本丸へと続くのですが、
ぽつりと東側にある出丸から探訪することにしました。
出丸を堪能した後、駐車場に戻り、そのまま三の丸に向かいました。
三の丸は北と南に分かれています。
まず北三の丸に行きました。
獅子ヶ城は、初代唐津藩主・寺沢広高の時代に改修して石垣のある城となったそうです。
案内板に「石垣に使う石材を割り取るために、楔を用いて岩を削った跡がある」と書いてあったので、探してみました。
気がつくと出丸、三の丸を見学しただけで、かなり時間が経っていました。
今回は写真を沢山載せたため、長くなりました。次回は二の丸と本丸をご紹介します。