薩摩藩最大級の外城
天気が良かったので、ちょっと出水麓武家屋敷群に行ってきました。
徳川幕府が1615年に一国一城令を発布したのに対し、薩摩藩は領内の山麓に外城と呼ばれる地方支配の拠点を設置しました。武士の住居と陣地を兼ねたミニ城下町は麓と呼ばれ、領内には120箇所の麓があったそうです。
その中でも肥後との境にある出水麓には1000人以上の武士が住み、領内でも最大級の外城だったそうです。
約150戸の武家屋敷が現存し、現在もそのほとんどが住居として使われているので、屋敷内や庭を見学できるのは5戸のみです。まずは、碁盤の目のような町割を散策しました。
麓の中心にある出水御仮屋門です。藩主の参勤交代時の宿泊所である御仮屋の門などとして使用されました。
旧二階堂邸。二階堂氏は税所氏らと並ぶ高い身分の武家だったそうです
武家屋敷ホテル「RITA出水麓」。宮路邸・土持邸・加藤邸の3棟6室からなる分散型です。
石塚邸
諏訪神社
ご祭神は建御名方神と八坂刀売神。
次回は公開されている武家屋敷をご紹介します。