寺町のある武家屋敷群
南台武家屋敷へと向かいます。塩屋の坂を上ります。坂の名は、塩屋長右衛門がこの坂の下で塩屋を営んでいたからだと伝わります。実に分かりやすいですね。この坂は時代劇などのロケ地としてよく使われているそうで、杵築を代表する坂となっています。
きつき城下町資料館を訪れました。見所は江戸時代の姿を再現した立体模型です。
ガイドさんに立体模型を元にいろいろお話を伺うことができました。なんでも杵築の町は、太平洋戦争中に空襲にはほとんど遭ってないため、町並みがそのまま残っているとか。これだけ往時の姿を留めている町並みは全国的にも珍しいと思います。貴重な財産ですね。
資料館を出て、そばにある中根邸へ。この一帯は藩の重臣達の屋敷が建ち並んでいました。中根邸もその中のひとつで、中根家9代家老・中根源右衛門の屋敷です。1862年に主屋、1867年に長屋門が建築されました。
この中根邸は隠居宅だったそうです。無料で見学できました。
次は隣接する一松邸へ。隣接していますが、一松邸の敷地はかなり広く、有料の施設となっています。
一松邸は、昭和から昭和期に政治家などとして活躍した一松定吉(1875~1973年)の邸宅です。定吉は初めての杵築市名誉市民でもあります。
定吉さん
めちゃでか玄関
広いお家。ガイドさんに丁寧に説明していただきました。
贅沢で洗練された雰囲気が漂います
邸宅は1957年に杵築市に寄贈され、市民の憩いの場として利用されていました。
長昌寺です。南台武家屋敷には寺町という地名があり、その名の通りお寺が建ち並んでいます。
安住寺です。
妙徳寺
、、、上、中、下では収まりきれませんでした。まだ重光邸などが残っておりますので次回もまた、杵築城城下をご紹介します。