糸島をツーリングしていると、鳥居が並ぶ神社をみつけたので寄ってみました。八坂熊野神社です。

鳥居が沢山あってなかなか立派な神社です。本殿は階段を登った先のようですね。

右側の立ち並ぶ鳥居が気になったので、こちらから先にお参りさせて頂きます。

鳥居の扁額には「塞ノ神」と彫られています。村落の境に祀られている事が多い、他から侵入するものを防ぐ神様といわれています。

また、生殖の神ともいわれていて、こちらにも男根のお供えものが飾られていました。

庚申様も祀られていました。村内の色々な所にあった民間信仰を、一カ所にまとめてあるのかもしれませんね。

さて、本殿へ向かいましょう。

境内は広々していて、綺麗な手水舎がありました。

拝殿が分かれていて、右は「八坂神社」で左は「熊野神社」です。熊野神社はこの土地の産土神で、創建は永禄12年(1565)、怡土城主・原田隆種により建てられています。

八坂神社は安政2年(1855)にこの地域の庄屋により、中津八坂祇園宮より勧請したと由来に書かれています。

境内の一角がこの地域の集会所になっているようです。少し広くなっているのは駐車場にするためなのかな?

結構階段が長いので、車で上まで登ってこれるようになっています。

地域のイベントなど色々な事に使われているようです。
有田1号墳
八坂熊野神社の裏手の山頂には、全長30mの大きな前方後円墳になっていることが、平成にはいってから分かりました。なるほど、確かに盛り上がっていますね。

本殿の裏手を上っていくと、墳丘に繋がっています。

双殿造りと呼ばれる拝殿に加えて、古墳まで楽しめる、なかなか面白い神社でした。