半日翁碑を探して

大任町に「半日翁碑」という石碑があると聞いて、探しに行ってきました。

半日翁こと馬場半兵衛昌功(ばばはんべえ まさのり)は、幕末の小倉藩士で、のちにこの地に隠居した人物と伝わります。

案内に「成光公民館そば」とあったので、とりあえず赤瓦の建物へ。ところが、ここはもう使われていない旧公民館でした。裏手には石段と石碑がありましたが、どうやらお目当ての半日翁碑ではなかったようです。

新しい成光公民館を発見

こちらが新しい成光公民館。

調べ直すと、公民館は移転して新しく建て替えられていました。

新しい公民館のそばには「碑拓保存碑」と刻まれた石碑があり、地域の歴史を静かに伝えていました。

半日翁ってどんな人?

馬場半兵衛昌功は、幕末の小倉藩士として長州戦で功績を挙げたあと、成光村(現在の大任町)に隠居したそうです。号を「半日閑人」と名乗り、俳諧や絵画、茶道などを楽しみながら余生を送ったと伝わります。
おそらく「半日翁」と呼ばれるようになったのでしょうか。碑の銘は、なんと山岡鉄舟によるものと伝わります。

今回は「半日翁碑」を探すつもりが、旧公民館と新公民館を行ったり来たり…。けれどそのおかげで、地域に残るいくつもの石碑や歴史に触れることができました。大任町を訪ねるときは、公民館のまわりもぜひ散策してみてください。

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