四谷怪談のモデルになったお岩さん

須賀神社の帰りに、歩いて数分の所にあるお岩稲荷へよってみました。四谷三丁目周辺には、日本三大怪談の一つ「四谷怪談」にゆかりの史跡が今も静かに残されています。

陽運寺(よううんじ)は正式には「長照山陽運寺」といい、日蓮宗の寺院です。この寺は、主人公のモデルになった於岩ゆかりの祠があった場所だと伝わります。

お岩様も使用したと伝わる龍神の手水。

お寺の由来が書かれていました。この場所にあったお岩さんの霊堂が震災にあったので、栃木から薬師堂を移築して再建したのがはじまりのようです。

お岩さんが使用していた井戸も残っています。

全体的に四谷怪談の怖いお岩さんのイメージではなく、どちらかというとパワースポットのように感じました。運気が上がりそうなお地蔵様が沢山いらっしゃいます。

現在でも、四谷怪談を上演する際には、役者や関係者が参拝する慣習が残っています。これは単なる迷信ではなく、演じる側が於岩という存在に敬意を払う行為として受け継がれてきたものです。

心願成就の石。強いお願いごとが特に思いつきませんでした。

実際のお岩さんは良妻賢母でm貧しいながらも夫の田宮伊右衛門を深く愛し、献身的に支えたとされています。

怪談のイメージとは違い、その清らかな人柄から、死後も「悪縁を断ち、良縁を結ぶ」ご利益があるとされて参拝客が多く訪れたそうです。

境内にはとても綺麗なカフェ?のような場所もありました。凄いお洒落な感じですよね。

はっきりいって怖さは0です。怪談のお岩さんを想像して緊張していくと、少し肩透かしです。

境内にも四谷怪談は完全な創作だからね!と念を押す案内板があります。四谷怪談で夫に捨てられたイメージですが、実際は夫婦円満だったので逆に縁結びのご利益があります。

なかなか興味深い参拝になりました。

岩稲荷田宮神社

さて、続いては右斜め前にある於岩稲荷田宮神社です。こちらはお岩さんの実家の田宮家の邸内にあった、お岩さんが熱心に信仰していたお稲荷さんを祀ってあります。

鶴屋南北の戯曲「東海道四谷怪談」が文政8年(1825)に初演されると、更に多くの信仰を集めるようになりましたが、明治時代に一度焼失しています。

その後、初代市川左団次の勧めで中央区へ移転しましたが、戦後になると元々お祀りしていた場所にもお社が建てられました。

そして、東京都教育委員会の指定旧跡にもなっています。

日本一有名な幽霊といっても良いお岩さんですが、現代では逆に人々の信仰の対象となっているのが面白いなと感じた訪問でした。

投稿者

mokudai

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