神代七代の中の一柱
寿宝寺(壽寳寺)の跡を見学した後、すぐに神社の看板を発見。しかしこの看板通りに行ってみると何故か神社の裏手に出ました・・・
正面入口は、住宅街の入り組んだ所にあります、行かれる方はスマホで地図をみながら行かれる事をおすすめします。
空き地の奥まった所に鎮座されていました。駐車禁止のようなので、車ではいけないですね。「筑前國続風土記附録巻之40 早良郡 下 石丸村」の頁に「ミたらいといふ所にあり。 神池3ツあり。 里俗は新宮大明神此地にて生まれ給ひしといふ。 境地ものふりて誠に神霊の廟宅し給ふへき霊地也。 面足尊を祭るといふ。」という記述がみられます。
年季の入った木造の鳥居、風合いが良い感じですね。完全な木造の鳥居は珍しい。
手水鉢のようで、綺麗な水が溜まっています。湧いているのか、溜めているだけなのか・・・
吹き抜けで風通りの良い神殿内部、色々と飾られています。
神代七代
御祭神は 面足命(おもだるのみこと) 神代七代 の一柱ですね。「神代七代」とは男女の体や性が整っていく過程を表すと言われています。つまり面足命の「おも」は「面」。そして「だる」は「足りる」。つまり、代が進むにつれて洗練されてきた男女の原理が、満足する段階に辿り着いた事を表しています。その他に埴安様が合祀されていますね。
神社裏手に縄張りされたご神木と、その後奥に小さな社がありました。おそらく埴安様でしょう。現在、こちらの神社は住吉神社の方が管理されているようです。