豊後大友氏に庇護された村の産土神
今津湾沿いの道にある四所神社です。筑前国続風土記によるとかなり古くから、こちらの産土神として信奉されているようです。
『筑前国続風土記拾遺』巻之48 志摩郡 上によると「凡比両社は古へ大社にて豊後國大友の郡代臼杵氏より神領寄進状数通に坪付一巻有。神職牧園氏か家に納む」とあります。戦国時代は大友氏に厚遇されていたようです。
社殿には賽銭箱などはなく、本当に地域でまもられている神社といった趣です。
かなり本格的な造りの神殿を横から撮影。
ご由緒にも筑前国続風土記の記事が転載されています。四所神社の御祭神はとても有名な神様ばかりですね。
手水舎です。このように神社が建造物はなかなかの年代物です。
神殿の左右に別の祠がありますが、しかし説明版などはありません。
こちらは風化した石碑でしょうか?もしくは何かを祀ってあるのかも。
さらにこちらにも祠が並んでいますが、詳細は不明です。
参道から鳥居を出るとすぐに今津湾があります。
境内には藤棚もありました。
そして、神社前の砂場は穏やかな内海でカブトガニの産卵場としても有名です。
カブトガニの研究用かお汐井取りの為か分かりませんが、海岸におりる階段があります。
穏やかな海は、見ているだけで癒されますね。