日本史上最も有名な刃傷事件
桜田門を見学して、せっかくなので江戸城内部も少し周ってみることにします。目的は「松の大廊下」。それでは浅野内匠頭が刃傷事件を起こした事件現場へ行ってみます。
石垣と丸の内のオフィス街。この対比がいいですよね。
しかし、大きいし広い。そして砂利が敷き詰められているので歩きにくいです。
やっと皇居にかかる二重橋まできました。しかし大手門はまだまだ先です。
それにしても贅沢な空間ですね、先がかすんでいます。
地下鉄で移動すればよかった・・・
桔梗門です。こちらでは皇居の当日参加OKな見学ツアーの受付をしていました。
皇居の1周は約5km。したがって2kmくらい歩いたのかな?
やっと入口に到着、簡単なボディーチェックがあります。
江戸城内
デデーンと構える江戸城大手門。流石に大きい。
しゃちほこは意外と地味なんですね、名古屋とかに比べると。
受付の向こう側はすぐに丸の内オフィス街です。
同心番所です。いわゆる警備兵の詰め所ですね。こちらはあの真田信之が建築を担当したのだとか。真田丸では大泉さんが演じていましたね。
続いて百人番所です、有事に備え精鋭部隊の鉄砲百人組が昼夜交代でここに詰めていたそうです。流石にガードが堅いですね。
日本全国から巨石が集められているので、石垣一つをとってもでかい!
サンプルが展示してありました。何キロあるのだろう?
当時の石垣の様子などが細かく説明されています。
関東大震災や空襲でかなりのダメージを受けたようですが、石垣などは残っていたようですね。
そしてこちらは大番所です。ここは位の高い武士しか詰めることができませんでした。
現存する3つの櫓の一つ、富士見櫓です。将軍様がここから富士山を眺めたり、江戸川の花火を見学していたそうで、天守の代わりの役割もしていたのだとか。
松の大廊下跡
見所の多い江戸城ですが、やっと目的地に到着しました。全体が植物園のようにもなっているので、ゆっくり周ると一日過ごせそうです。
あれ?どこにもそれらしき建物が見当たりません。
え!もしかしてこの石碑だけ?本当に跡なのですね、今は普通の林になっています。
遠目に見ると少し盛り上がった稜線が走っているので、こちらが大廊下跡でしょうか。この場所で歌舞伎や時代劇の名場面になった刃傷事件が起きたのかと思うと、なかなか胸熱です。
『殿中でござる!殿中でござる!』
ご存知の方が多いでしょうが、簡単に解説すると、播磨赤穂藩藩主の浅野内匠頭が指導役だった吉良上野介に突然斬りかかった事件です。なぜ事件が起きたのかは諸説あり、未だにはっきりしていません。江戸城内は刃傷沙汰はご法度なので、当然ですが浅野内匠頭は切腹を申し付けられ、藩は改易になってしまいます。
その後は、ご存知忠臣蔵のストーリーに繋がっていきます。次回は討ち入りの現場を見てみましょう。
松の廊下から近い本丸広場を通って帰ります。この広さからも、当時の江戸城がどれほど巨大だったかが分かりますね。