お地蔵様に味噌を塗って願掛け!?
味噌喰地蔵尊?ふくろうの森のあたりを散歩していたら、気になる名前のお地蔵さんをみかけました。
1m位のかなり細い路地の奥に祀られているようです。うなぎの寝床のようになっていますが、どなたかの私有地なのでしょうか?
味噌喰地蔵・・・なんて興味を惹かれるネーミングセンス。そして石碑の文字が凄く達筆です、ギリギリ判読できました。どこかのお寺のご住職が下書きされたのかな?
享保の飢饉で亡くなった人たちを慰める為のお地蔵さんのようですね。お地蔵さんなのに鳥居のようなものがあって、説明書きがつけられています。
さてこちらが味噌喰地蔵尊です。綺麗なお花が生けられていて、綺麗に清掃されています。近隣の住民の方がお世話をされているのでしょうか?江戸時代から続けられているのだと思うと、頭が下がります。
お地蔵さんは、何体かお祀りされています。お堂の横にもちょこんといらっしゃいました。山を越えられずに餓死者がたくさん出たそうで、その結果、供養の為のお地蔵様も複数作られたはずです。それがこちらにまとめられたのかもしれません。
味噌喰地蔵尊の由来
味噌喰い地蔵尊の由来です。享保の飢饉の際に、炊き出しが行われた荒戸へ行く途中、この付近の坂を越えられずに力尽きた人達が多くいたそうで、その供養で置かれたようです。お地蔵様に味噌を塗りつける風習がはじまり、いつの頃からか味噌喰い地蔵と呼ばれはじめました。