阿蘇神社の神領に鎮座する菊池氏ゆかりの神社
片江阿蘇神社へやってきました、片江地区では一番大きな神社ではないでしょうか。
阿蘇神社といえば、その名の通り熊本にある神社ですね。そして中世には武士化した肥後国を代表する豪族としても有名です。
境内に入ると、大変立派な社殿が目に入ります。
とりあえず参道を進んでいくと、向こうにも鳥居がみえました。どうやら裏参道から来てしまったようです。
さてこちらがご由緒です。しかし何故この場所に阿蘇神社があるのかなどは記載はなし。神殿が1689年に建立された記録は残っているようです。それ以前の記録がないのかもしれません。
こちらの立派な手水舎は利用停止中でした。
保存樹とありますが、御神木なのかも。
本殿と御由緒
御由緒が気になったので早良風土記で調べてみました。
阿蘇大明神社
早良風土記拾遺巻之四十五 片江村
本村に在。産神也。所祭健磐龍命なり。或云。肥後國阿蘇社記に早良郡山門庄及比伊郷ハ阿蘇神領なりしといふ。かゞれは神領の地なりし故古来此神を祭るなるへし。年代未ㇾ詳。
片江阿蘇神社は、元々は阿蘇神社の神領に建てれた神社のようです。しかし江戸時代の時点で創建が不明とあるので、相当歴史の古い神社で間違いなさそうです。
こちらの狛犬は愛嬌がありますね。
どちらもうっすらと笑っているような。
日露戦争時の記念碑も残っています。「紀念」と書かれていますね、意味があるのかな?
猿田彦様と庚申様。おそらく村内に点在してたものを、こちらに遷座したのでしょう。
階段の奥に祠らしきものがあります。
字が彫られていますが、しかし風化して良く読めない石碑。
こちらも階段の上に祠、残念ながら中は空のようです。
そして、帰りは表参道から失礼しました。
奥の森までが神領のようですね、とても広い敷地です。