歴史を感じる観光スポット

天気は悪かったですが、桜を見たくて風頭公園に行ってきました。この時期はできるだけ、多くの桜を見てまわりたいと外出しています。若い頃は全く、そんな気持ちになることは無かったのですが、年齢ですかね。。。

この公園は長崎の街が見わたせる風頭山にあって、春は桜、初夏にはあじあさいが咲き誇る、花の名所として親しまれています。夜景もきれいで、同じ市内にある稲佐山の夜景に勝るとも劣りません。

桜のトンネル。もう花びらが絨毯になってます

風頭公園は草木や景色を楽しめるだけでなく、歴史を感じさせるスポットでもあります。
そのひとつが、唐通事であった林・官梅家墓地です。福建省出身の林公琰は日本に渡来し、大村藩の娘との間だに林道栄が生まれました。道栄は学問が深く、詩文に長じ、語学も抜群で大通事として大成しました。その息子の三郎兵衛は若くして亡くなったため、孫の勝五郎の後見として官梅三十郎をつけました。

林・官梅家墓地の隣には、阿蘭陀通詞の加福家の墓地があります。加福家は代々阿蘭陀通詞を努めていました。始祖はポルトガル語の通訳でしたが、ポルトガル人の国外追放により、阿蘭陀通詞へと移行しました。

29基の墓があります。中には寛永年間(1624年~1645年)の墓石もそのままの状態で残っています

写真家の上

近くには幕末から明治にかけて活動した写真家・上野彦馬のお墓もあります。上野は長崎の長崎河畔で写真事務所を開き、幕末の志士や明治の高官の肖像写真を数多く撮影しました。

上野彦馬の墓
上野彦馬の顕彰碑

そして、この公園のランドマークは、なんと言っても坂本龍馬之像だと思います。坂本龍馬、、、もう説明は必要ないでしょう。幕末の海賊です。

海援隊旗とともに。
像の側には司馬遼太郎の文学碑があります
こちらに行くと大ネタになるので、またの機会に。