宝くじの神様「宝当神社」がある島
天気が良かったので、ちょっと高島に行ってきました。
高島は唐津市の松浦川河口から北に2・2㎞先の沖に位置する島です。面積は約0・62km2で、約200人の島民が生活しています。
高島へは唐津城付近にある宝当桟橋から定期船を利用するのが一番便利だと思います。1日6往復しており、大人片道220円。10分ほどの船旅です。また、乗り合い制で1人片道500円の海上フェリーも運航しています。
島は徒歩50分ほどで1周できます。徒歩か自転車が島民の主な移動手段のようです。車やバイクはほとんど見かけませんでした。郵便局員の方が乗船していましたが、郵便物などを台車に乗せて徒歩で配達されていました。
島には「宝くじの神様」で有名な宝当神社があります。上陸してすぐに宝当神社の案内看板が目に入ります。
宝当神社は野崎隠岐守綱吉を御祭神とします。綱吉は1554年に信州で生まれ、武勇に優れていました。当時、高島では島で作る塩を奪いに度々、海賊が襲っていましたが、綱吉はこれを退治。以後、二度と海賊に襲われることはありませんでした。後に綱吉は高島に移住して、この地で生涯を終えました。
社務所では宝くじ等の当選、当たり運などを招く「必当守」、神運に恵まれ、心も優雅になる「雅守」、宝くじ当選・商売繁盛などの運が開く「開運長久御札」など、いろいろなお守りを受けることができます。
宝当神社の名が全国に知れ渡ったのは1992年に島民が宝くじを購入した際に祈願したところ、高額当選したことがきっかけです。以後、続々と当選者が続出し、宝当神社に祈願すれば宝くじが当たると評判になりました。いまでは年間20万人がこの島を訪れるそうです。
興味深かったのが裏参道。拝殿脇を通ると綱吉の遺体が埋葬されているとされる石の祠があります。1768年に建てられてたものです。