軍学者により理想の橋とされた廊下橋
内堀内から出るため、廊下橋を渡り北之丸跡にある松栄神社に行ってみました。
廊下橋は堀や屋根のある木製の橋のことです。入口には扉までついており、敵の攻撃から身を守りながら撃ってでるには最適な軍事施設でもありました。また床を外して敵の侵入を防ぐこともできたそうです。
松栄神社は慶長末期に群馬県に松平家の祭神・近正八幡宮として創始されたのが起源で、1729年に府内藩主・近儔公直参の宮として城内に祭祀されました。その後、幾度か遷宮し1900年に現在地に移りました。
松栄神社から内堀の外を周回してみました。時計回りに歩き出すとすぐに人質櫓がみえます。府内城で江戸時代の櫓は宗門櫓とこの人質櫓のみです。1743年などで壊れましたが、1861年に再建されました。