小学校の建て直しで発掘された貴重な埋蔵文化財
サント・ドミンゴ教会跡資料館へやってきました。現役の小学校の中にあるという珍しい資料館です。
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実際に小学校の正門へやってくると、確かに石碑が建てられています。
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サン・ドミンゴ教会跡の石碑。発音によってサンだったりサントと変わるようです。そして末次平蔵宅跡。末次平蔵は博多の貿易商人でしたが、長崎代官として朱印船貿易で活躍した人です。しかし、後に密貿易や将軍の名前を騙った事が発覚して、江戸で斬殺されました。
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さて、資料館へは小学校の中からは入れません。大きく迂回して裏側から入ります。
サント・ドミンゴ教会跡資料館
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こちらが小学校の中に作られたサント・ドミンゴ教会跡資料館です。そしてなんと入場無料、嬉しいですね。
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それでは中に入ってみましょう。中は奥行きがあり、発掘現場をスロープから間近で見学できるようになっています。
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小学校の建て直しの工事の際に、これらの石組がでてきたそうです。しかし大変貴重な文化財なので壊すわけにもいかず、学校関係者は対応に苦慮したでしょうね。
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1609年にドミニコ会のモラレス神父は、鹿児島を逃れるとき教会堂を解体して、長崎代官・村山等安が寄進した土地に教会を建てました。それがこちらのサント・ドミンゴ教会です。
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このように、当時使用されていた井戸の石組も生々しく残っています。
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こちらはどのような目的で使われていたか分からない地下室だそうで、少し怖いですね。
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石畳も綺麗に残っています。ここまで綺麗な状態で残っている文化財も珍しいですね。
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奥には発掘された文化財が展示されています。また、映像による解説コーナーもありました。
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とても無料とは思えない充実した内容でした。桜町付近を通るなら、観光の予定に組み込んではいかがでしょう。