史上大規模のキリシタン発覚事件
天気が良かったので、ちょっと放虎原殉教地に行ってきました。
大村では、領主の大村純忠が洗礼を受けて、初めてのキリシタン大名となると領民のほどんどがキリスト教に改宗していました。江戸時代に入ると、キリスト教への取締が厳しくなり、領内にはキリスト教の信者がひとりもいないと思われていました。
しかし、島原の乱から20年後、大村市の郡村を中心として潜伏キリシタンが発覚します。世に言う「郡崩れ」で、608人もの人が捕縛される大事件となりました。逮捕者の多さから大村藩だけでは対応できず、他の藩にも預けられました。取り調べの結果411人が打ち首となり、うち大村の放虎原では131人が処刑されました。
そもそも何故、潜伏キリシタンが発覚したかというと、大村のお百姓さんが、長崎の知人に会いに行った時に「不思議な画を持って、説法しよる人がおる」と、なんとなしに語ったからだそうです。この話が長崎奉行所に伝わり、大捜索になったとか。何がきっかけで大事になるか分からないものですね、、、