潜伏の終焉を意味した教会の建設

出津教会堂へ向かう前に、裏庭で繋がっている建物へ。旧出津救助院の隣にはパスタ工場が建てられています。

実は日本で初めてマカロニ(パスタ)を作っていた場所です。そして、建物も国指定の重要文化財に指定されています。

中に入ると二間になっており、実際に使われた秤などが展示されています。

経年劣化が激しかった為、平成に入ると補修工事が行われました。その結果、明治期の形に復元されました。

パスタ製造の為のこれらの機器は、ド・ロ神父がフランスから持ち込んだものです。

内装やストーブなどは、当時のド・ロ神父のスケッチを元に復元されています。

蔵のような外観から、当時は「くらいえ」と呼ばれていたそうです。

続いて、斜め向かいにあるド・ロ神父記念館へ。記念館の前には銅像がありました。

こちらにはド・ロ神父の遺品を一堂に集めて、偉業、遺徳を永久に顕彰することを目的としています。

さて、ここから高台にある教会へ向かいます。独特の雰囲気をかもし出すこの壁は、ド・ロ壁と呼ばれ、100年以上経過しても健在です。

こちらは井戸の跡でしょうか、屋根に滑車がついています。ただ、現役ではないようです。

この道は歴史の道と名付けられ、実際にド・ロ神父が何度も往復した道だそうです。

出津教会堂

遂に教会に到着しました。記念館から200mほどしか離れていないのですが、しかし坂道なので結構きつかったです。

さて、出津教会は明治十二年に司祭として赴任した、ド・ロ神父により設計・施工された教会です。

つまり教会が建築されたということは、潜伏キリシタンの潜伏が消滅した事を意味します。

しかし、教会内部は残念ながら撮影NGでした。外観だけの写真になります。

教会らしく、ドアにベルがついています。

教会の奥2はド・ロ神父の銅像。そして、隣にはド・ロ神父の手足となって働いた中村近蔵翁の像があります。

しかし、陸の孤島といわれた出津の、さらに山の中を切り開いて教会を建てたり、開墾したりするのは相当苦労されたでしょうね。

教会でお祈りを済ませた後、ド・ロ神父の偉業に思いを馳せて帰路につきました。