秀吉に気に入られた博多の豪商
天気が良かったので、ちょっと神屋宗湛の屋敷跡に行ってきました。
神屋氏は代々、博多で貿易商を営む家で、宗湛(1553~1635)も貿易家として活躍し、島井宗室・大賀宗九とともに博多の豪商三傑に数えられました。また、茶人としても活動しています。
上洛して織田信長に謁見した宗湛は気に入られ、二度目の上洛時には、本能寺に宿泊します。。。そうです、この方は、あの本能寺の変に巻き込まれ、命からがら脱出します。
信長の死後は秀吉から、「筑紫ノ坊主」と呼ばれて、茶会に最上位席で出席するほど気に入られました。長期にわたり戦場となった博多の町の復興事業「太閤町割」で活躍し、間口13間半、奥行30間の宅地を与えられました。それが今回の神屋宗湛の屋敷跡です。
現在、屋敷跡には豊国神社が創建されています。