唐の船が出入りしていた入江跡

唐船峡でそうめん流しを堪能したので、次に園内を散策してみます。

谷間の水が湧き出る規模の渓谷で、水源を中心に「唐船峡公園」として公園整備されています。

湧水池内や渓谷沿いの清流には、コイやマスが泳ぎ、近年ではチョウザメも養殖されています。

また、園内には神社もありました。近所にある枚聞神社と関係があるようですね。

川上神社の御由緒です。

奥には、まさに壁から水が湧き出ている場所がありました。実は池田湖からの伏流水らしいです。

唐船峡の歴史

さて、こちらの公園はエレベーターも完備しています。

そして、エレベーターホールまでの通路には施設の歴史を展示。

旧・開聞町には目立った産業が無く、茹でたそうめんを住民が湧水にひたして食べているのを見て、役場の職員が流しそうめんを思いついたそうです。

当初は竹を使ったそうめん流しでした。しかし管理が難しく失敗。

その後メーカーと試行錯誤の末に、現在の回転式そうめん流し器が完成しました。

徐々に評判を呼び、最後には年間約20万人の利用客が訪れるまでに成長します。

そうめん流しは年中無休で営業しており、冬でもストーブにあたりながら食べることができますよ。