農作業の合間にたべた「小昼飯」がルーツの郷土食

みそポテトは、「第5回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦inちちぶ」で優勝したことから知名度が上がった秩父の新しいご当地グルメです。

みそポテトの顔ハメ

実は秩父地方に古くから伝わる郷土料理がベースになっています。平地の少ない秩父地方では古くから畑作が盛んで、収穫したジャガイモの中で小ぶりなものをいろりで焼いて、味噌だれをぬって食べていたのがみそポテトのルーツだと言われています。

道の駅ちちぶ

秩父地方などの農家では、農作業の合間などに小腹が空いた時に軽食やおやつを食べること、またその郷土料理を「小昼飯(こぢゅうはん)」と呼んでいました。その小昼飯でよく食べていたのがみそポテトだそうです。ホクホクとしたジャガイモに甘辛い味噌が絡むみそポテトは、現在ではおやつやおつまみ、おかずとさまざまなシーンで親しまれています。

秩父名物 みそポテト

みそポテトは秩父市内各所で販売されているので、どこでも食べる事ができますが、今回は道の駅ちちぶ内で購入しました。

店内には埼玉B級ご当地グルメ王決定戦優勝!の横断幕が誇らしげに飾られています。

みそポテトは他にも様々なお土産品に加工されていて、みそポテトコーナーがありました。

こちらがみそポテトです。衣はサクっとした食感に、中はホクホクもっちりとしたジャガイモ。そして唐辛子を含んだピリ辛味噌ダレが抜群の相性でンまーーーーい。

続いて、別の場所でもみそポテトチェックしてみましょう。こちらには秩父市ご当地キャラのポテくまくんがいました。

ポテくまくん

最後に、みそポテトはシンプルな料理なので、家庭でも簡単に再現できるようです。

▽レシピ
①味噌に砂糖や酒などを加えて味噌だれを作る。唐辛子や青のりはお好みで追加。
②皮をむいて一口サイズに切ったジャガイモをゆで、小麦粉と水で作った衣をつける。
③油で揚げる。からりと揚がったら油を切り、熱々のうちに味噌だれをかける。