黒田家にもゆかりがあるお稲荷さん
北原地区にある 北原宇賀神社へやってきました。宇賀神社といえば、紅葉八幡宮の境内社なども同じ名前ですが何か関係があるのでしょうか?
実はこちらの神社、住宅街の狭間に敷地があるので、地図をみながら行かないと分かりづらいです。
そして参道脇には畑が広がる、なにやらほんわかした雰囲気です。
では、鳥居をくぐってお参りしましょう。
おや?扁額には稲荷神社とだけ書かれていますね。Googleの地図上では北原宇賀神社となっているのですが。
御由緒がありました。北原地区の三吉さんが勧請して、黒田のお姫様の病気を治した事などで繁盛したようです。
その後一時廃れてしまったそうです。そして流行病が村に出た際に、祟りを恐れた村人たちによって再建されたそうです。
北原宇賀神社 社殿
こちらが宇賀神社の社殿になります。神殿の中へ入って参拝するようですね。
神社について文献を調べてみたところ、筑前国続風土記拾遺 伊都編に記述がありました。
怡土郡上 徳永村
筑前国続風土記拾遺 伊都
稲荷社
属村北原にあり。安永の末年に造立す。もとより此地に稲荷の祠ありしか、寛永の初年に早良郡下山門村の境地に移せり。其跡しはらく荒廃せり。しかるに、安永八年の春、村中疫疾流行せし時、村民等衆議して、神社の地荒廃せし祟りならんかと、新たに社を建て祭れりとそ。
境内にはそのほかにも石が祀られています、何か彫られています。しかし、風化して文字が読めませんでした。
さらに注連縄のついた石碑も弐基ありました。
境内から参道をみた様子、細長くなっています。そしてすぐ隣は民家です。